大工アカデミーの記事が北日本新聞に掲載されました
2017年08月02日
8/2付の北日本新聞に、第7回大工アカデミーの模様を掲載していただきました。
大工アカデミーを開催する目的は2つあります。
1つ目は、大工職人の姿を知ってもらうことです。
全国的に大工さんの数は減少し、全盛期には200万人いた大工さんも、今では50万人程度になりました。
住宅の工業化、建てては壊すという住宅の簡易化が、大工さんの質をも変えてしまいました。
現代では、図面・仕様書通りに短い期間で【家を組み立てる】ことを仕事にしている大工さんが半数以上です。
しかし、笹川建築の大工は、自分の腕に誇りを持ち、お施主様と直接試行錯誤し、夢を語り、喜びを分かち合う大工です。
そんな【昔からの本物の大工職人の姿を知ってもらう】ことで、未来の大工誕生そして伝統技術の継承を担う人材を育成するきっかけになればと願っています。
2つ目は、富山県産杉材の良さを知っていただくことです。
輸入材に押され、県内産木材の使用が減少しています。
木材が使われないと、どうなるか。
山の手入れが十分にされず、森は荒れ、洪水や土砂崩れなど自然災害の原因となります。
県産材の使用を促進することが、山を守ることにつながるのです。
また、大工アカデミーで主に使用している富山の杉には、たくさんの健康面での効能があり、まさに【富山の宝】と言えます。
県産杉に実際に触れて、実際に使って、【富山の宝】であることを実感していただき、
富山の山についても考えていただくきっかけにしていただきたいと思っております。
これからも、より多くの方に、大工さんとの触れ合いや製作体験を通じて、
【大工職人】【県産材】の良さを知っていただけるように、大工アカデミーを開催していきます。
ぜひ、次回以降のご参加をお待ちしております(^^)