杉の無垢テーブル
- ご紹介
- 耳付き55mm天板接ぎ合せ、木表使い。裏桟は吸い付き蟻桟、こちらは木表を下に向けてます。互いに背中合わせにして両端で張力をかけあい天板の直線を保つように出来てます。デザイン的な兼ね合いも含めて、飾り物がお好きなK様御夫婦が少しでも置物や飾り物がしやすくなるようテーブル調味料、台拭きなど細々したものを整理しやすいよう膝の上に幅200mmの棚板を設けさせていただきました。こちらは下げほぞと楔で固定してあります。天板、裏桟はもちろんそれに限らず長年自然乾燥で寝かせてあるものなのと、自分で刃物を入れて大きな反りは起こらないと解っているのですが、当たり前かつベストな意匠をさせていただきました。市場にある家具テーブルといえば天板は接着剤やビス止めがほとんどなのですが、長くて10年もてばいい製品の「当たり前」とは全く別の「当たり前」になりますね。K様御夫婦、息子さん御夫婦、そしてお孫さんへとこれから先何十年、百何十年と譲り継がれるテーブルになればいいなと思います。大工 舟瀬裕